食事中の威嚇
食事のしつけが大切なのは、行儀のいい犬にするということはもちろん、飼い主と犬との服従関係を明確にするという目的もあります。
できれば、子犬の頃から食事中は人がそばにいて、時々食器を触るなどの行動しておくと、犬も食事中に警戒することはありません。
しかし、食事のしつけがきちんとできていないと、食事中、近づく人に対し、吠えたり、威嚇する、下手すれば攻撃するという行為を行います。
食事をしているときに、近くに人を威嚇したり、吠えたりする犬は、自分がリーダーだと認識している犬です。
自分より下位と思っている人が、食事を持っていることで、威嚇して「早く渡せ」と言っているのです。
このような行為をやめさせるためには、飼い主がリーダーであるということを犬に教えなければいけません。
食事中の威嚇を矯正するためには、まず、犬の犬舎など縄張りの外に行きます。
犬と向い合せに座り、犬の前に空の食器を置きます。
そして、少しずつエサを食器に入れます。
犬が食べてから、10秒ほどおき、さらに少しエサを入れます。
これを繰り返します。
途中に10秒の間を開けることにより、犬は、人から貰うものであるということを覚えさせるのです。
人からエサを貰うということを覚えれば、人はエサを獲らないということがわかり、威嚇や吠える、攻撃するなどの行動が緩和されてくるでしょう。
これを行う人は、犬に対して強い態度がとれるような人にしましょう。
弱い態度しか取れない人は、犬にエサを奪われることがありますので、注意が必要です。
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